メリルリンチ(米国)RSU株の売却手順と繋がる電話番号【Merrill】

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昔務めていた米国系企業などから付与されたRSU株が長年アメリカのメリルリンチ(Merrill Lynch)の口座に残ったままになっている

その企業は辞めてしまったし、いつまでも置いておけないので早く売却して日本に送金したいがどうしたらいいかわからない。

いざトライしようとしても、「そもそもメリルのWEB上に売却するページが見当たらない」「急にログインすらできなくなった」「国際電話をかけたのにAI音声対応でたらい回しにされた」などの状況で困っている方は少なくないと思います。

実はこれらはすべて、私自身が2026年5月末~6月初に経験したことです。

そこで本記事では、私自身の体験をもとに、元米系企業の従業員がメリルリンチ北米に置いてあるRSU株を売却するための具体的な手順と、実際につながった電話番号をくわしく解説します。

同じ状況で困っている方の参考になれば幸いです。

💡メリルリンチは2009年にバンク・オブ・アメリカに買収されましたが、現在も当時の名称のまま専用窓口(Merrill Lynch)が有効です。電話口でもしっかり「メリルリンチ」とアナウンスが流れますので、安心してそのまま手続きを進めて大丈夫です。

メリルリンチのRSU株売却は電話のみ(WEBではできない)

あらためて私の状況ですが、以下になります。

  • 以前米系企業に勤務。その時RSU株を付与された。
  • 株は会社が福利厚生の一環として契約していたアメリカのメリルリンチの証券口座にある。
  • その米系企業をすでに退職し現在私自身はアメリカ在住ではない。

まず結論からお伝えします。すでに退職した企業から付与されたRSU株をメリルリンチで売却しようとしても、WEBのセルフサービスで手続きすることはできません。

私自身、以前に一度カスタマーサービスへメールで問い合わせをした時も確かに「電話で売却注文を出してください」と案内されました。その時はまだ売却意思もなく、電話もしませんでした。

では、電話での手続きはどのような流れになるのか。結論を簡単にまとめると以下のとおりです。

  1. メリルリンチへ電話し、RSU株を売却したい旨を伝える
  2. W-8BENフォーム(米国外の居住者が納税義務のないことを証明する書類)を記入するよう求められ、メールで用紙を送付してもらう
  3. 必要事項を記入し、FAX(+1-609-274-0333)または郵送で返送する(eメールでの返送は不可)
  4. 送付後、約2営業日を目安に再度電話し、受理を確認する
  5. 受理確認後、売却注文を入れる
  6. 注文を入れた2日後に再度電話(現金化に最低限1日かかる)。送金先の銀行情報を伝えてWire Transferを依頼する

手続きの窓口となるのは、「Retirement and Benefit Service」という専門部署です。

上記のように最初1回目の電話、W-8BENフォーム記入しFAXしてから2回目の電話、そして売り注文を出してから現金化されたころ(2日後くらい)に3回目の電話。

一連の手順を完了させるまでに最低でも合計3回は電話しないといけません。

しかも一般のカスタマーサービスでは対応できないため、アメリカ現地時間の9:00〜17:00(日本時間では深夜22:00〜翌朝6:00ごろ)に電話する必要があります

これだけで億劫になってしまう気持ちはよくわかります。

しかし、せっかく口座に現金化できる資産があるのに手続きが面倒とあきらめるのはくやしいですよね。一時的なものと割り切ってトライしてみましょう。

【補足】W-8BENフォームとは
アメリカの非居住者が「米国の納税義務がないこと」を証明するための書類です。メリルリンチから指示があった場合に提出が求められます。

WEBサービス自体が使えなくなることがある

私の場合、もう一つの壁がありました。2026年3月まで普通に使えていたWEBの口座サービスが、5月に電話しようとしたタイミングで突然ログインできなくなっていたのです。

パスワードの入力ミスではなく、「Authorization Code」の入力を求める画面に切り替わり、そのコードを取得するために特定の番号への電話が求められました。

画面に表示された番号すべてにかけてみましたが、いずれも自動音声のみ。

「Social Security Number(SSN)」か「9桁の口座番号」を入力しないと先に進めず、完全に詰まってしまいました。アメリカ国民ではないのでSSNはなく、RSU口座の番号は一般個人口座の9桁とは桁数が異なります。

のちに担当者から聞いて判明したのは、ログイン障害ではなかったということです。

私のRSU株を付与してくれた前職の会社が、すでにメリルリンチとの契約を終了していたこと。そして私自身もすでに退職者であること。

この2つの理由から、WEBサービスの対象外(無効化)になっていたとのことでした。

「なぜ数カ月前まで使えていたのか」と聞いたところ、

「タイムラインの問題だと思う。ちょうどサービス終了のタイミングに当たったのではないか」

という回答でした。

真相はわかりませんが、少なくとも口座が凍結されたわけでも、株が消えたわけでもありません。電話での取引は引き続き可能だということは確認できました。

RSU株の売却は「国際電話」一択。つながる番号はこれだ!

WEBが使えても使えなくても、結局のところ売却には電話が必要です

問題は「どこにかけるか」です。メリルリンチにはさまざまな部署があり、電話番号も複数存在します。

転送されても電話を取った人が別の部署や担当外だとすぐにまた転送されてしまい、たらい回しにされたあげく、何度目かの転送時に急に電話が切れてしまう。そしてまたいちからやり直し、ということが多々ありました。

またつながっても「担当が違うからこっちへ掛けなおして」と言われてかけると、AI音声対応になっていて、SSN(アメリカ市民が持つSocial Security Number)や一般顧客用の9桁口座番号の入力を求められて、アメリカ人でない我々はそこで詰まってしまうことも。

さすがに夜中にこんなことを繰り返していると何度もくじけそうになりますが、あきらめるのも悔しいので、粘りに粘ってなんとか話の分かる人にたどり着くことができました。

私自身がこのような対応をうけた経験をもとに、実際にたどり着けた番号3つを以下にまとめます。

種類番号特徴
A+1-609-818-8894自動応答ありだが、最後に9番を選ぶと日本語サービスの選択肢がある
※しかし日本語対応者が少ないらしく、英語で出ることも多々。日本語につながった確率は体感3回に1回程度だがとりあえず人にはつながる。
B+1-877-767-2404Aと同じ自動応答で、9を押せば日本語サービスを選んだことになるが、こちらも通訳がその時いるかどうかは運次第。
C+1-800-527-0436自動応答なし。直接人が出る。RSU株を売りたいと伝えれば、そのまま担当部署へ転送してもらえる。

いくら英語が得意な人でも、銀行への国際電話は結構構えますよね。

私の体験からいえる優先順位は以下のようになります。

  • まずは「A」
    • 日本語サービス「9」を押す。
    • ただ変なのですが、「9」を押したあと、再度英語で自動音声が流れてどのサービス内容の選択を求められます。私は「4」のPending order(手続き中の注文)を押して正しい担当者につながったので、案内がうまく聞き取れなくても「4」で大丈夫です。
    • そうするとコールにかわり、通訳があいていれば日本語通訳者、もしいなければ現地人担当者が英語で出ます。
    • いずれにしても「Retirement and Benefit Service部門」につながることは確か。
    • しかもコレクトコールなので通話料はメリル側です。
  • 次に「B」
    • 「A」がつながらなかったときの保険。プロセスは「A」と同じ。
    • ただ私が話したメリル担当者曰く、
      • 「A」は国際サービスの番号なので、我々がアメリカ国外からかけていることは理解した担当者が対応するのが基本であるが、「B」はアメリカ国内顧客向けでもあるので、まずは「A」に掛けるのを推奨する。
      • また「B」はフリーダイヤルではないので有料だと思う、と。
  • 最後に「C」
    • こちらは英語での対応になんの問題がない人なら一番速いかもしれません。煩わしい自動音声案内を聞かずに直接人が電話にでるからです(どの部署の人なのかは不明)。
    • ここで、RSU株の件で「Retirement and Benefit Service部門」へつないでほしいと言えば回してもらえます。

メリルリンチの担当者によってサクッと対応してくれる人や、別担当者に回したりということはありますが、経験から上記の3つであればとりあえずは正しい対応部門の担当者まではたどり着けます。

国際電話をかけるときに手元に準備しておくもの

ちなみに電話時には本人確認のための質問を複数受けます。国際電話の通話料を無駄にしないためにも、国際電話をかける前には以下の情報を必ず手元に用意しておきましょう。

本人確認用の情報(毎回必要)

  • フルネーム(口座登録の英語表記)
  • アカウント番号
  • 生年月日
  • 登録住所(英語)※郵便番号を聞かれる場合あり
  • 登録メールアドレス
  • 登録電話番号
  • RSU株を付与した企業名
  • その企業への入社年月

人によっては、identification codeという6桁の数字を登録メールアドレスに送ってきて、読み上げてください、と言われる場合があります。

送金先の銀行情報(3回目の送金指示時)

  • 送金先銀行名(Bank Name) 
  • 支店名と支店番号(Branch name & Branch code)
  • SWIFT code
  • 口座番号(Account number)
  • 受取人名(Beneficiary name)
  • 銀行住所(Bank Address)

担当者によって聞く内容が違ったりしますが、最低限これらは手元に置いたうえで電話したほうが安全です。

まとめ:メリルリンチでRSU株を売却する手順と最適電話番号

私と同じ状況、つまり退職した企業から付与されたRSU株がメリルリンチに残っており、その企業もすでにメリルリンチとの契約を終了しているという場合、WEBでの取引はできません。

国際電話一択です。

最後に、2026年5月時点の私の体験をもとにした、最短での手順をまとめます。残念ながらすべてを一度ではできず、大きくは3つのSTEP(3回電話)をクリアすることになります。

✅必ずつながる3つの電話番号詳細は記事内参照。

【STEP1】

  1. 本人確認用の自己情報を手元に準備する(どんな情報が必要かは記事内に記載)
  2. +1-609-818-8894または +1-877-767-2404 へ電話する。日本語希望なら「9」を押す(通訳者が空いていれば日本語でやり取りできる)
  3. 再度英語音声が流れるが、「Pending Order」の「4」を押す。
  4. 担当者とつながったらRSU株を売却したい旨を伝える
  5. メリルリンチからW-8BENフォームをemailで送ってくるので受領確認。
    まず1回目はここまでです。

【STEP2】

  1. メールで受け取ったW-8BENフォームをプリントアウトし、内容を記入。+1-609-274-0333 へFAX送信する(コンビニでできます)。
  2. 送付後2営業日ほどしたら、再度電話してW-8BENの受理を確認する
  3. 受理確認後、売却注文を入れる。
  4. 実際に株売買担当につないでもらい、銘柄と株数を確認しながら注文確定する。
    2回目はここまでです。

【STEP3】

  1. 送金先の日本の銀行詳細を手元に準備(どんな情報が必要かは記事内参照)
  2. 【STEP2】完了の2営業日くらいあとで再度電話。
    *株売り注文から現金化処理は基本1日で可能ですが、万が一手続き遅れがあるといけないので2日後くらいのがいいと思います。
  3. 〇月〇日にRSU株の売却注文をしたが、すべて現金化されているかを確認してもらう。
  4. 確認とれたら、日本への送金希望を伝え、送金先情報を伝える。

正直なところ、かなり手間がかかりましたが、STEP3の5日後には無事入金されました。

途中あきらめそうになりましたが、何とかやり切れました。もし同じような境遇の口座をお持ちであれば、あきらめる前に是非この工程でトライしてみてください。

私の場合はこのあとも実は日本での確定申告時につかう売却額証明や口座を締めるための電話を掛けないといけないのですが、そちらも実行次第記事に情報更新していきますので是非ご参照ください。

本記事が、少しでも参考になれば嬉しいです。

※本記事の内容は、筆者の2026年5月末~6月初時点での体験に基づくものです。メリルリンチの手続きや電話番号は今後変更される可能性もあることはご了承ください。

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